以前、知り合い関係で話す機会があったのですが。
スーパーに勤めている果物野菜売り場の店員さん(男性)の話です。
一般的なイメージでは、果物野菜売り場の店員さんって、単に並べているだけなイメージがあったのですが(実際にそういう人もいるだろうけれど)、この方は全然違いました。
まず、知識がすごい。
野菜果物のちょっとした、豆知識から料理法まで頭に入っています。美味しい季節と食べ方。
そして、バイヤーをしていたので、「このレタスは頑張って交渉して入荷したやつだから美味しいよ」と、自信を持ってすすめてくれるのです。
価格がほんの少し割高であっても。
その方のすすめてくれる果物や野菜はハズレなしで美味しい。そしてその野菜の成り立ちや知識を話しながら教えてくれます。
さらに「このりんごはお店が、一括して入れている物で正直あんまり美味しくないよ。りんごは年中欲しい人もいるからまぁ仕方ないんだけどね」と、本音まて漏らしてくれます。
こういう話をしてくれると、すごく楽しい。この方から買いたくなります。
なによりその店員さんは、いつも仕事が楽しそう。
誰からも頼まれていないのに、手書きのオシャレなポップまで作って野菜売り場に飾っていました。
自分のしている仕事が心から楽しくて、プライドを持っているのだと、傍から見てわかり過ぎるくらいわかりました。
こーゆーのって、素敵だと思いませんか。
大好きだから頑張れる。苦にならない。むしろ楽しくて仕方ない。
次第に収穫前の野菜を飾りはじめたりして、売り場がとても面白かったです。
誰しもがこうなるわけではないし、そんな好きな仕事をするわけでもありません。
だけどもし。
仕事=苦痛のみ。我慢料。
という公式しか頭にない人がいるのだとしたら、決してそうではないし、世の中それだけではありません。
もちろん仕事なので、どんなに好きなことでもストレスフリーとはいきませんが、それでも自分にとって「すこしは楽しい」「合っている」と感じる仕事はあるはず。
世の中の人たちが、そんなふうに少しでも自分の好きなことに触れられる仕事が出来たら素敵な世の中になるだろうなぁと、改めて思いました。
理想論かもしれません。
それでも理想がなければ、何もはじまらないのは、事実です。
akalisa
本日のラッキーなこと。
咳がひどかったのが、止まりました。